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​六州帝国の概要

太陽系の地球から12光年彼方の恒星、地球では「くじら座τ(タウ)星」と呼ばれている星の惑星系に、地球とよく似た惑星がある。文明が発展したその星の東の果て・東経175度にある国家、それが六州帝国である。

 

建国年は諸説あり、国内でもまとまっていないが、便宜的に六州元年(地球の西暦だと紀元前500年)1月8日に、男女の神が6つの島(州)を創り、その中央(現在の湖北県観音山市あたり)に天皇を産み落としたという神話を用い、六州元年1月8日としている。

 

東の果ての島国でありながら、古くから大陸との交易で発展した。六州2445年以降はエヴィーレ合衆国の庇護のもと驚異的な経済発展を遂げ、六州2470年以降は世界三大国家のひとつに数えられるほどの大国に成長した。

六州帝国データ

正式名称

人口

面積

人口密度

首都

​最大の都市

通貨

GDP(合計)

GDP(1人当たり)

天皇

​内閣総理大臣

公用語

​時間帯

六州帝国(リクシュウテイコク)

111,901,328人(六州2519年(注1)現在)

551,190㎢

203.0/㎢

鷹津市

​鷹津市

両(注2)

8兆9944億両

8万378両

​望仁

吉田冬臣

宮都語(事実上)

​UTC+17

(注1)六州元年は地球の西暦に換算すると紀元前500年。つまり、六州2519年は西暦2019年

(注2)1両は地球の通貨で換算すると、0.5米ドル。

​六州帝国の国旗

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スクリーンショット (175).png

縦横比

制定日

​根拠法令

2:3

六州2368年4月1日

​國旗ニ關スル法律

国旗として正式に制定されたのは近代化が始まった六州2368年であるが、それよりもずっと昔から使用されてきたものである。最も古い例では、六州1101年、隣国の中国(現在の中帝国)との国交で使用されたという。それ以降事あるごとにこの旗が使われ、いつしか六州の国旗として定着した。

 

中心の赤い丸は太陽、放射状に伸びる線は日光を示している。背景色は左上から白、黄、橙、青、薄青、薄緑と規定されていて、それぞれ北州、海州、大州、南州、中州、西州を表している。

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​六州帝国の国土と府県・都市

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六州帝国全図(地勢図版)。全体的に山がちで、平地が少ないのが特徴

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六州帝国全図(行政図版)。4府47県の51府県で構成されている。日本の都・道にあたる自治体は存在しない。

六州帝国は北州(キタノシマ)、海州(ウミノシマ)、大州(オオシマ)、南州(ミナミシマ)、中州(ナカノシマ)、西州(ニシノシマ)の6つの大きな島と、付随する離島から構成されている。北州以外の5つの島とは陸路で往来できる。北州とも高速道路でつなぐ計画があるが、自然保護の観点から建設には至っていない。全体的に山がちで、平地はごくわずかである。御笠岳(4550m・鷹津府/金子県/木入県)を筆頭に4000m級の山も多い。

六州では4府47県の51府県で構成されている。ほとんどの県はどこかしらで陸上の県境を持つが、茶多別県と中島県は陸上の県境を持たない。面積が最大の県は茶多別県(旧・北州県)。その面積は地球の日本にある北海道をはるかに凌駕する。

首都および最大の都市は鷹津市(鷹津府)。初めての本格的な都城は現在の旧宮(フルミヤ)府旧宮市に置かれていたが、手狭になってきたため六州1294年に現在の宮都(ミヤコ)府宮都市に遷都された。以後六州2410年までの1100年以上にわたり都であり続けたが、近代化が進むにつれここも手狭になったということがあり、遷都が計画された。南都府南都市と藤前(フジサキ)県藤前市、鷹津県鷹狩山市(当時)の三都市が候補に挙がったが、南都と藤前はすでに十分発展していたので、鷹狩山市が採用された。遷都後、鷹津都市圏が急発展した一方、宮都府は急速に衰退し、南都・旧宮の衛星都市となった。他にも大都市が多く、鷹津・藤前・南都・徳村・順奈は五大都市と呼ばれ、多くの人口を抱えている。

​六州帝国における言語

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六州帝国では公用語が法規されていない。しかし、人口の99%以上が宮都(ミヤコ)語もしくは宮都語から派生した方言が使われており、公文書などでも宮都語のみが使われるなど、宮都語が事実上の公用語として扱われる。

宮都語では宮都文字という特有の文字が使われる。宮都文字は地球の日本語でのひらがな・カタカナ・漢字・ローマ字にあたる文字があり、使い分けられている。そのため、世界でもかなり難易度の高い言語として知られている。文型はSOV型が一般的であり、アクセントは高低アクセントである。またモーラを持っており、日本語とよく似ている。基本的に分かち書きは行わないが、日本語よりも分かち書きをする機会が多い。(詳細は未設定)

国内で使われる宮都語以外の言語に、チャタベツ語がある。主に北州内で使われていて、宮都語とは文型も文字も異なる。文型はSVO型が一般的であり、アクセントは強弱アクセントである。宮都文字は中語から入ってきた文字が原型だが、チャタベツ語のチャタベツ文字はメランコ語のメランコ文字が原型であり、文字は1種類しかない。したがって、分かち書きを行う。長きにわたり北州ではチャタベツ語が使用されてきたが、六州2441年からの同化政策で宮都語を使うことが強制された。六州2445年に解禁されたが、以降使用者が減少傾向にある。(こちらも詳細は未設定)

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​宇宙観測技術

六州帝国の宇宙観測技術は世界最高レベルである。宇宙機関であるRAXAでは、連日のように新発見が相次いである。

特に望遠鏡の技術で世界を席巻している。茶多別県に設置されている宇宙望遠鏡「北州」では、六州2479年、12光年彼方の星「太陽」に4つの大型惑星が回っていることをトランジット法で発見した。翌2480年には4つの岩石惑星が発見され、ハビタブルゾーンを回る惑星が含まれることを突き止めた。六州を中心に世界10ヶ国と共同で建設した電波望遠鏡「奥州」(森里県)を利用した観測では、太陽系の第3惑星から届く微弱な電波の検出に成功。「地球」と呼ばれる星に文明を築いた生命がいることが明らかになった。

現在はその地球に向けて探査機を飛ばす計画が進められている。このまま計画が進めば、六州3900年(地球の西暦3400年)頃には探査機が到着するだろう。もし無事に探査機が到着すれば、地球に棲む知的生命について様々な知見を得ることができるだろう。

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