
空想地図の楽しみ方
りーべ流の空想地図の楽しみ方をご紹介します。
りーべ流・空想地図の楽しみ方 その1
架空の企業名を考える




架空の企業名を考えるのは、難しいが楽しい作業だ。
左図は某百貨店をもじった「四越」。「三」を「四」にする手段は常套手段で、ほかにも「四井」「四菱」などが存在する。
「新町マルタ」という施設もある(図中央やや左)。ここにあるスタジオから、モリタさん(田森義一さん)が司会を務める長寿番組「座っていいとも」が放送されている。企業名・施設名を考えていくうちに物語が生み出されていくこともある。
全国区の企業をもじるのもいいが、特定地域で有名な企業を利用すると、知っている人が見れば面白いかもしれない。
例えば左図の「ティーストア」。これは東海地方でチェーン展開していたスーパー「ユーストア」をもじったもの。ほかにも三泗地区を中心に店舗のある「スーパーサンシ」をもじった「スーパーヨンシ」や「一号舘」をもじった「二号舘」もある。
このような考え方で名付けた企業名や施設名も多いので、ぜひ探していただきたい。
りーべ流・空想地図の楽しみ方 その2
難読地名を考える


架空の難読地名を生むのはなかなか難しい。常識にとらわれながら漢字と向き合うと全然難読じゃなくなるし、奇をてらいすぎると不自然になってしまう。うんうんと唸りながらひねり出した地名よりも、たまたま何かをしているときに降りてきた地名の方がいい出来であることが多い。
例えば「兀ノ下(ハゲノシタ)」という地名。これは授業中にふと小学校の時にいた先生の名前を思い出し、地名にしようと思い立ってつけられたもの。「兀山の下で兀ノ下」という設定も機能する、自分の中では割と気に入っている地名だ。
「八十一路(ククジ)」も、突然の思い付きでできた地名だ。中学時代、9×9=81だから、81を「クク」と読ませようと思い立ち、当時描いていた空想地図に取り入れたのが初出。以降事あるごとに出てきてもらう地名となった。
ここで出てくる八十一路は奥萱郡にあった町のこと。平成の大合併では「くくじ市」となっている。
りーべ流・空想地図の楽しみ方 その3
架空の鉄道会社・道路標識を考える

↑三鉄鷹金線の停車駅案内

↑鷹津駅の藤前方面の行先表示
鷹津では三里鉄道(三鉄)が鉄道網の中枢を担っている。そんな三鉄の停車駅案内や行先表示など、時間があるときに作ることがある。作るだけでなく、暇なときに一人で三鉄構内アナウンスごっこをしてみたり、楽しみ方はいくらでもある。
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こちらは南海高速道路にある鷹津インターの看板。国内最古の高速道路なので、とんでもなく古い標識も多数ある。これもそのひとつで、昭和40年代から存在している。
この公団ゴシックは私の自作。「鷹」の字をかなり略しているのが特徴。